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											 購入後の愛車とのエピソード
										
										
											ターボとは違う高性能。 
この車の販売用のキャッチフレーズだ。 
 
シルビア=ターボというイメージが非常に強い中でのNAチューンド。 
天邪鬼な性格の私がこの車を購入するのは必然だった。 
 
エンジンをかけると日産SRエンジン独特のこもった低音のアイドリング音。 
やっぱりこの音か、と安心する反面、ターボとは違う高性能の謳い文句に多少の不安も孕むのであった。 
ただし、この不安もアクセルを踏むまでの一瞬の憂いであることにすぐに気付く事になる。 
簡単に言えば「シルビアの音じゃない」のである。 
ひとたびアクセルを開ければレスポンスよく回転はあがり高音のエキゾーストノートを奏でる。 
立派なNAチューンドであった。 
 
このフィーリングにどっぷりはまった私は休日となれば朝から晩まで乗り回した。 
気付けば10年10万キロをゆうに越えていた。 
 
そんな檻に某ボクサーEGのNA2ℓのFRが販売された。 
試乗に行ったがボクサーとは名ばかりのパンチのないエンジンにがっかりしたのと同時に10年前の車が現行の新車に負けず劣らずの性能をもっているというのは驚愕であった。 
 
希少車ではあるが10年10万キロを私の青春と駆け抜けてもぶっ壊れない名車だ。 
こんな車を開発して頂いたオーテックには感謝の言葉しかない。 
電子制御ばかりの中で、試行錯誤しながらオーテックにはまた今の時代に適した名車を作ってほしい。 
今の若者が10年10万キロを一緒に駆け抜けるような名車を。 
 
										 
								
								
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